衣食住において不動産業界は住に関わる業界です。さらには、コロナ禍において巣ごもり需要が高まっています。これらによって不動産への需要が高まりつつあります。
そのため、不動産業界への入社をすることでニーズの高まった顧客との商談をする機会を得ることができます。
そこで、今回は不動産系営業について仕事内容を中心に紹介させていただきます。
Contents
不動産業界とは
不動産業界をに関係する企業は、大きく分けて「総合不動産会社,デベロッパー」「建設会社」「不動産流通を行う企業」「不動産管理を行う企業」の4つに分けられています。
なかでも、不動産業界の仕事はどのような物件を建てるか計画を立て、それに従って物件を建築し、出来上がった物件を顧客に販売し、継続的に管理していくことで成り立ちます。
順番に紹介させていただきます。
総合不動産会社・デベロッパー
総合不動産会社やデベロッパーは、取得した土地に、商業ビルやマンション、複合施設などを建設する仕事です。
行政と連携して街づくりや都市計画などを行うこともあります。
建設会社
総合不動産会社やデベロッパーが企画した物件を、実際に建設するのが建設会社です。
地域密着型の工務店やハウスメーカー、リフォーム会社なども該当します。
ここに属する企業は、「建設業界の企業」と呼ばれることもあります。
不動産流通を行う企業
不動産流通とは、物件が出来上がった後(あるいは出来上がる予定の物件に対して)、販売や仲介を行う仕事です。
住宅やオフィスの賃貸物件を扱う不動産賃貸会社も、不動産流通を行う企業に含まれます。
不動産管理を行う企業
不動産管理は、マンションやオフィスビル、大規模商業施設などの管理を行う仕事です。
物件のメンテナンスや清掃といった仕事の他、入居者やテナントとのやりとりなどを行うこともあります。
不動産業界の業務
不動産業界全体を見て、多くの業種に置かれている部署に関して、どのような仕事を中心に行っているか具体的に解説しています。
不動産系営業職
不動産業界の営業職といっても業種ごとに顧客の傾向が変わるため、それぞれ特徴的な仕事となります。不動産開発業の営業は、土地の所有者である個人や法人、また開発を依頼してくる可能性がある個人や法人が中心になります。
不動産開発業は、開発する目的により案件が非常に大きくなる特徴があります。不動産業界で取り扱う商品は、基本的に土地や建物であるため、ほかの業種以上に商品単価は高いのですが、大規模な商業開発やリゾート開発ともなると、ひとつの案件が数十億円~数百億円になることもあるのが不動産開発業の営業職の特徴です。
不動産流通業の営業は、売買業の場合は不動産の持ち主、もしくは不動産を探している人が顧客となります。取り扱う商品が高額であるため、正確な価値判断や不動産に関する知識・法令・金融に関する高度な知識が求められます。
賃貸業の営業は借主への営業が中心になります。直接営業を行うケースもありますし、不動産仲介業者に借主探しを依頼するケースもあります。賃貸業者の営業は、とにかく数多く営業を行う必要があります。
最後に不動産管理業ですが、営業職の主な仕事は管理する不動産物件に住む住民からの問い合わせへの対応などが主です。積極的に顧客を開拓するよりも、届けられるあらゆるケースに柔軟な対応をすることが求められます。
不動産仕入れ業務
土地や建物などを仕入れる仕入れ業務は、主に不動産開発業、不動産馬場偉業・賃貸業で多い業務となります。どの業務においても求められるのは、粘り強い交渉能力と、不動産の価値を正確に判断し、適正価格で仕入れる知識です。
不動産を仕入れるということは、土地や建物を購入するということであり、ひとつの案件で大金が動く仕事となります。それだけに不動産取引に関する深い知識や経験、さらに不動産に関する知識に限らず、金融に関する知識や税制に関する知識に関しても求められることが多い業務といえるでしょう。
不動産管理業務
不動産業界の業務において、やや特殊な分野の仕事となるのが管理業務でしょう。管理業務には大きく分けて2つの業務が考えられます。ひとつは建物の維持管理に関する業務。これは上でも説明した通りです。
もうひとつの業務が、借主、買主を集めることです。管理業者は顧客から不動産の管理の依頼を受けますが、この中に借主・買主の募集が含まれるケースも多々あります。借主・買主の募集自体は自社が行うケースは少なく、一般的には不動産仲介業者に業務を依頼します。
仲介業者が見つけてきた借主・買主候補に対し、適正な審査を行い、入居者を不動産の持ち主に紹介するのが主な業務です。募集業務に関しては、すべて管理事業者に一任されるような契約もあり、管理業者は家賃の一部を不動産所有者である顧客から受け取り収益としています。
不動産系営業に転職するメリット
不動産系営業に転職することで身に着けられれうスキルや提供される環境として、主に4点考えられます。
「どこに行ってもやっていける営業力を身に付けられる」
これは、1件の金額が大きい場合が多く、成約に結び付ける難度も高めであるためです。そのため、営業としてのスキルアップを目指している方にとっては、大きく成長できる良い環境だといえるでしょう。
「人のためになる仕事ができる」
住まいというのは、毎日の暮らしに密接に関わるものです。また、自分が実際に住むわけではない不動産投資物件も、持ち主の人生や資産形成を左右する可能性のあるものです。より良い物件や、より顧客の希望に合った物件を紹介することができれば、その人の生活を豊かにすることができます。人から感謝される仕事であるという点は、不動産業界で働く魅力のひとつです。
「資格を生かせる」
不動産業界の企業で働く際には、宅地建物取引士(宅建士)の資格が重要な役割を果たします。資格を取得して実務に活かしたい場合や、保有資格を強みに転職を目指したい場合にも不動産業界はおすすめです。
「成果の分だけ評価される」
不動産営業の多くは、営業成績がインセンティブという形で直接評価されます。自分のスキルで稼いでいきたいと考えている方にとっては、やりがいのある仕事だといえるでしょう。ただし、不動産賃貸会社の営業職の場合は、インセンティブは基本的にありません。
不動産系営業への転職に求められるスキルや経験
不動産系営業への転職にはある程度の不動産への理解や営業に取り組むうえでの専門知識などが必要です。
まず、求められる主な資格として「宅地建物取引士」「普通自動車第一種運転免許」「ファイナンシャル・プランナーに関する資格」などがあります。
続いて求めるスキルについては「数字の達成意欲」「コミュニケーション力」「好感が持たれるように印象付けられるスキル」「勤勉さ」などが求められます。
スキルにマッチしていなくても挑戦していくことで身に着けていけるスキルもあるため、自分にあるスキルがどのように生かせるか、まず自分が今の段階で何ができるのかを中心に考え、そこから成長できる目指すべき人物像を転職によって現実化していきましょう。
不動産系営業が目指せる次のキャリア
不動産営業は,他の業界の営業と比べ,取り扱う商品が高額なケースが多いという特徴を持っています。
そのため、高い営業力を培い、様々なキャリアを目指していくことが可能です。
同じ企業でのプレイヤーからマネジメント職への昇進があります。
ですが、一番考えられる次のキャリアとして不動産業界以外の営業へ転職することが考えられます。
続いて、独立することでより顧客のためになる提案をしていくことができます。
まとめ
今回は不動産系営業の業務内容などを紹介させていただきました。
不動産業界での活躍は独立につながる点において特徴的な業界です。
自分の力でいかようにも成長できる不動産業界はスキルが洗練され、成長するチャンスをつかむことができるのではないでしょうか。
自分の新しいキャリアを築くキッカケとして経験してみてはどうでしょうか。
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